2010年10月11日月曜日

本日の予定(10月11日)

土曜日は図書館でYさんの某企画の原稿。なかなか進まない。
日曜日は10時に大家さんと家の契約の話をした後ややダラダラ過ごし、2時くらいから5時くらいまで目の前の公園のベンチで来週のセミナー用のアサインメントを読む。以外に集中して読めたのと、論文自体が非常に面白かったので大変為になった。
夜は某企画原稿。やっと半分まで進む。
で、本日月曜日の予定
9:00-11:00:English Writing←と思って来たら先生がインフルらしく休みだった。もう一人の先生にメールを送ったのだが、と言われたのだけれど届いていない。
13::00-15:00:統合史セミナー
15:00からはEU法セミナーでVan Gent En LoosとCostaVs Enelについてのゲスト講演が統合史セミナーの隣の教室であるので聞いてみようかと思う。

*午後の追記
セミナー終了。出席者4名、うちVisiting Student1名、SPSの2nd year Researcherが一名、HECの1st year researcher(本来出席すべき対象)は一名のみ。その次には「政治と暴力」というセミナーがあったようだが(出てない)、こっちはほとんどの学生が出るようで、セミナーが終わった後大量の学生が扉の前で待っていた。
セミナーの内容はTony Judt, Postwar のLost illusionとSheehanのWhere Have All the Soldiers Gone?: The Transformation of Modern Europe のWhy Eurpe will not become a Superpower? の章がアサインメントで、テーマはFrom Warfare to Welfareというもの。議論はどちらかと言えばSheehanを対象として進んだ。Sheehanの議論の中心は、ヨーロッパ統合によって西欧国家は軍事的な性格を弱めCivilian Stateになっており、これがEUの今後を左右するのではないか、というもの。冷戦後の米欧間の衝突やユーゴ紛争に伴うヨーロッパの独自の安全保障能力の確保の必要性という方向性によってEUは安全保障上の領域の統合を目指すが、ナショナルレベルでのCivilian Stateの性格付けにより、EUはSuper-StateにはなってもSuper-Powerにはならないであろう、と述べている。
とりあえずセミナーで出された論点をリスト化すると
・国家Stateは本当にVilolentでなくなったのか。
・統合によって加盟国がWelfareを選んだ要因は国際的なものか国内的なものか(冷戦の文脈が大事か戦後国内経済の復興の文脈が大事か←このあたりはMilwardの議論を前提)
・Welfareとは言っても、エスピン=アンデルセンの三つのモデルから見れば、EUが達成したWelfareとはどのようなものだったのか。
・冷戦中においてなぜ西欧諸国は軍事的な性格を放棄しCivilian Stateへと変貌したのか。
・ユーゴ紛争(ボスニアからコソボまで)がEUに与えたインパクト
・70年代の統合への意味:ここはRomeroが述べたのだが、なぜ70年代の議論が出てきたのかよくわからなかったし、この時期に国家権力のLegitimacyが浸食したことに注意せよ、と言ったのだが、その文脈もよくわからず。

他にもいくつかあったのだが、とりあえずフォローできたのは以上。セミナーの進め方としてかなりフリートークと言うか、何をどう議論として進めてよいのか全く分からずかなり戸惑うのと、論点が次々と出され、それについて考えているうちに、あっという間に別の論点に変わっており(しかも、どうして論点が変わったのかも理解できない)、結局何一つ(四人しかいないのに)発言できず。
こういうときは、まず話す内容はあまり考えずに口火を切ってしゃべりながら話すことを考えるしかないのは分かっているのだが、私の英語力がそれに追いつかない。猛省の第一回セミナーだった。

その後に出席したEU法セミナーのゲストレクチャーは、一応ゲストの先生がしゃべるのだが、最近の具体的な判例の内容を紹介し、院生が質問・コメントするという完全な正式のセミナーの一環であり、事前になにも準備してなかったのでまったく付いていけず。てっきり、EU法における初期の二大判例の現代的意義を話すのだろうか、と勝手に予想していたが全く違っていた。内容としては、最近(2007-2010)フランスの判例を基に、NationalなConstitutional IdentityをEU法とどう併置させるか、というものだった、と理解したがもちろん怪しい。Legal SovereintyとかConstitutional Pluralismとか初めて聞く用語も満載だった。統合史セミナーの疲れがひどく、集中力もなく2時間ほとんど無駄にする。

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