2011年2月22日火曜日

フランス外務省アーカイブについて

フランス外務省アーカイブを利用するにあたって個人的留意事項(他の文書館の記述と比べると手抜き)

フランス外務省アーカイブは、1年ほど前に、本省のケドルセの一角から郊外に移転し、大きく利用方法が変わった。以前は不便でかつ説明が必要な複雑な利用手続きだったが、郊外に移転以降は、通常の(他のヨーロッパのアーカイブと比べて)使い方になった。

■サイト(閲覧室情報)はこちら。昔と比べ、かなり情報が増えている。

■開室時間
月~金: 10:00 ~ 17:00(初回登録室は9:30から開始)

・事前問い合わせは、しておいた方がベター。最近は親切になっており、関係史料を向こうがピックアップしてくれ、さらに訪問日に合わせて予約もしてもらえる。
 事前問い合わせをしていなくても利用は出来る。

・入口のボタン(Appel)を押すと扉があき、アーカイブに用事があると告げる。初回時だとパスポートの提示を求められる(利用者カード作成後は、この時点では利用者カードの提示のみでOK)。セキュリティーチェックを受けて中に入るとまず中庭。そこから建物に入ると左側の受付には行かず、まず右側の登録コーナーに行って利用者カードを作成する(要パスポート)。フォーミュラを記入して、10分程度で完了。カード作成後は、荷物をロッカーに入れて、受付に行って扉の開け閉めに使うパスをもらう(要パスポート)。閲覧室内への荷物持ち込みは実質チェックがない。

・パスをもらって自動改札の中を入ると一階(日本式だと二階)に上がる。カタログ室が真ん中にあるので、まずカタログをチェック。注文は、カタログ室内のPCからタレーランという特別ソフトを使って行う。史料の注文は一回に三個まで、最大(確か)9個確保できる。確保できる数については不確定情報なので、その程度ということでご理解ください。手元には一個しか参照できない。

・紙史料とマイクロ史料に大きく分かれ、マイクロ史料は自分で棚から取って閲覧できる。紙史料については、注文から1時間程度で到着。ただし午後の遅い時間(16時)の注文分は翌日に。

・紙史料は、入っているのがファイル形式ならDossier、ボックス形式ならCartonと言う。Dossierの場合は言っている史料の枚数はピンきりだが、Cartonの場合普通500枚近くある。

・最寄駅は、RERのB線、La Courneuve - Auberviller駅、徒歩3分。この駅はシャルルド・ゴール空港の空港駅からパリ市内までの中間にある。当駅のパリ側の駅前広場改札(ホームから階段を降りて左側)から出るともっとも行きやすい。
 この駅はいわゆる郊外に近く、上品なフランス人というよりも移民系の人たちでごった返しており、スリやカバンの強奪には気を付けた方がよい。知り合いというほどの知り合いではないが、とあるフランス人研究者(女性)は、二度ほどPCが入ったカバンを強奪されそうになったそうである。

・毎回必ずパスポート持参。

・食堂があるが外務省職員対象で、アーカイブ利用者は定食を頼むと外部料金が課せられ10ユーロくらいする(12時から13:45分まで)。それ以外に、コーヒー・ソフトドリンク、お菓子、サンドイッチの自販機が置かれているリラックスコーナーがある。一日滞在する場合は、市内でサンドイッチを買うか、自販機のものを購入するのがよいと思われる。

■一言
ケドルセにあったころは、一時間に一度の出入りで、注文したその日に文書が読めず、デジカメは禁止でコピーは一日4時間のみ、しかも一回に二人のみしか利用できず、席に限りがあるので昼過ぎに行くと入れなかったり、と、大変使い勝手の悪いアーカイブとして有名だった。しかし、自分はそこが初めてのアーカイブだったので、それを基準として他のアーカイブを見ることになった。だから、自分の場合、大抵のアーカイブは大変使い心地がよい。入る前にいつも一杯のエスプレッソを引っ掛けたGare des Invalides内のカフェや、狭いがゆえにいつも熱気あふれていた閲覧室や、何故かトイレから見えるエッフェル塔や、一日が終わって外に出ると見えたアレクサンドル三世橋の美しさなど、懐かしい思い出があふれている。

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