2010年11月9日火曜日

オリンピックでの敵はオリンピックで取る

オリンピックの時、前回出場したにも関わらず成績があまり振るわなかった選手がよく「オリンピックでの失敗はオリンピックの時にか晴らせない」というようなことを言っている。

自分はまったく運動下手だがその気持ちはよくわかる。
研究者の場合、研究で犯した失敗は研究でしか挽回できない。研究がうまくいかないストレスは、研究を進めることでしか晴らせないからだ。

思うに、スポーツの世界と研究の世界は、一見対極にあるようでその実よく似ているところがある。研究の世界は、一見するとコネと人脈と水面下の根回しが横行する世界のように考えている人もいるかも知れないが、最終的には研究成果という名の実力がモノを言うし、結局実力がない人は消えていってしまう。また、ある時期までに成果を出せなければアリーナの中から排除されてしまうのも、スポーツにおいて試合や大会で結果を出せない人がそのうち消えてしまうのと同じだ。

あと、とりわけこちらの研究者(院生を含め)を見ていて思うのだが、太っている人がほとんどいない。基本的に不摂生しないことと、ランニング、サッカー、自転車等の運動を定期的にする人が多いように感じる。つまりは、自己管理ができるかどうか、という点で、やっぱり研究とスポーツには不思議な共通点が多い。

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