2010年11月13日土曜日

11月12日

今日は午前に委員会副委員長のMaroš Šefcovicの講演を聞きに行く。
ペンを忘れ、持っていた鉛筆も隣に座ったAurellieに貸してしまい(「いや僕もこれしか持っていないんだよねー」とか言って断れない自分はヘタレ)、メモは取れなかったが、聞いていて大変面白かった。
なので、今となってはうろ覚えなのだが、ポイントは二つあって一つは、共同体機構と加盟国の利益はゼロサムゲームではないこと。これは確か。いろんな例を挙げて説明していた。
もうひとつは、よく覚えていないのだが、リスボン条約によって欧州議会への権限が増し、これが全体的な意思決定メカニズムを複雑にしている、時にはマヒさせているというもの、だったように思う。何の提案だったかは覚えていないが、Councilで決定されたものが議会でひっくり返され、そんなことはこれまでほぼあり得なかったことが起こった、ということを紹介していた。

本筋からは外れるのだが、この人はチェコスロバキア(分離後はスロバキア)出身の外交官で、ベルリンの壁が崩れる前はモスクワの国際関係大学で勉強し、壁崩壊後は、スタンフォードのフーバー研究所に留学に行ったそうだ。そのとき、モスクワで一緒だった旧東欧圏の外交官の卵達は、アメリカの基金でごっそり(旧ソ連のロシア人を含め)スタンフォードに移って突如英語と英語圏の勉強を始めた、と語っていた。
旧東欧圏のエリートがモスクワとアメリカ西海岸を経て、現在ブリュッセルの中枢にいるのである。冷戦の終わりと東方拡大の意味はこういうところにも表れているのだろうか。質疑応答ではPeter MaierやPepper Culpepperなどの錚々たる面子が質問していたが(Maierの質問は理解できたがCulpepperの英語は流暢過ぎて聞き取れない)、それを軽くいなしていたのも印象的。

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