2010年9月1日水曜日

部屋を決める

昨夜のスカイプでもうちょっと探してみたら、という話だったので改めてデータベースを調べたが、近場で昨日の物件以上の条件のものは一つか二つしかなかった。データベースの表示は実際にAvailableとは限らないこと、今日の午前中は語学コース登録のためのテストがありはずせなく、動けるとしたら午後以降になること、たぶん別の人があの物件を見れば気に入る人がでてもおかしくなく、返事をのばしていると結局取られてしまう可能性がありそれは避けたいこと、今いるホテルにはあと一日しか居れないこと、などをいろいろ考えると、やっぱりあの物件に決めた方がいいだろうと、朝起きて改めて思い、9時過ぎにハウジングサービスにつくと、昨日のおねいさんに話してあれを借りることを話す。そこで彼女が電話してみたのだが、どうも大家さんは電話に出ない。こっちも語学コース説明会があるので、コンタクトを取って今日中に荷物だけ移動したいこと、今夜はホテルに泊まること(すでにお金を払っているのでもったいないしなによりすぐにはネットにつながらない)を伝えてもらうことにする。
語学コースの説明会に行くとすでに始まっていた。周りをみるとたぶん博士課程の人が中心のためか非常に若い印象。というか、ひょっとすると自分が一番年寄りかも知れない(見た目の頼りなさは博士課程級だと思うが)。語学コースは自分が想像していた以上に本格的で、こんなのを取っていては自分の研究がその期間中進まないことは間違いがない。とはいえ、この国にすむというのにその国の言葉ができずに英語で済ますというのは屈辱以外の何物でもないし、この機会に英語の力を上げないと(というかどんなに上げても)たぶんこの先一生英語に苦手意識を持ち続けるだろう。
そう自分に言い聞かせて、9月の間、イタリア語と英語のインテンシブコースを取ることに。
しかし英語の登録のためにはテストを受けなければならず、そこで待っていてと支持されて部屋の隅っこで待っていると、おじさんに呼ばれて、氏名や所属先を聞かれるといきなり「これまでの研究内容を話してくれ」とのこと。まじですか。日本語ですら明晰でないくらいごちゃごちゃしているのに。でもなんとか話し始めるが、案の定、途中で言葉がしばしば出てこなくなる。でも、これがセミナーとかだと赤面ものだが、英語のレベル分けのためのインタビューなのだから、こういう表現ができないと分かってもらえるのもよいことと腹をくくる。その後筆記テスト。選択問題が60問くらい?その後、新聞記事を読んで自由にショートエッセイ(200字から250字)を書け、というもの。
テストを受けるなんて、しかしたぶん十年ぶりくらいではないだろうか。終わった後ひどく疲れる。そうか、こんな苦労を私は人に強いていたのか。これからはちょっと優しい人間になろう、とはあまりおもわなかったが、とりあえずハウジングサービスに戻って例のおねいさんに聞いてみると、無事コンタクトが取れ、部屋を借りる了解を得たとのこと。これでようやく安心でき、ゆっくりお昼でも食べようかと食堂に行くと、想定内というべきか、Iさん御夫婦がだれかとおしゃべりされている。近寄ってごあいさつ。その後Iさんたちとお昼を食べて、Cocide fiscaleを取りに行き(本当にあっという間に取れてびっくりだが、掛りのおばさんがいい加減そうで助かった。すぐ後に取りに来たアメリカ人らしき学生は、きびしそうなお兄さんが掛りで、イタリア語ができないと思われる彼に通訳のように別の窓口の人が来ていろいろ話を聞かれていた)。その後、もう一度、荷物を置きに、昨日の家へ。家に着くと、今度は大家のおばあさんの娘(か息子)と結婚した人の母親という人が家に来ていた。フラン語がペラペラだったので、たぶん通訳として来てもらっていたのだろう。で、この人が大家さんに輪をかけて感じがよい気さくな人で、知り合いに日本人がいるから電話するから、と言っていきなり電話をかけて、ほら、と言って携帯を渡してもらう。で、大家さんとこのアンナさんという方と20年来の知り合いという日本人の方を話をすることになったのだが、開口一番、「いいところを見つけられましたね」とのこと。たしかに。頼りになる方を紹介してもらって本当に助かった。
で、ホテルに戻って食事をして家族とスカイプ。なるほど、これは便利なツールだわ。時差がないから尚さら便利。
で、明日はレジストレーションその他。研究そのものではないが、これをすっとばすわけにはいかないので心していきたい。

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