昨日は家に帰ってからもセミナー発表用原稿にうんうん唸るが時間も量も限られているので(そもそも発表は、こういう研究をします、という研究計画の発表であって成果ではない)、最低限の文章を活字化していく。
というのも、木曜日までに草稿を三人の発表者+Mentorに送って金曜日のランチでその内容を話し合う、という計画だからだ。なので、今日がタイムリミット。
最初は英語で考えてそれを英語で書いていっていたが、やはり自分の付け焼刃の英語力では数日後に読み返すと幼稚園児のような文章なので、ある程度日本語で書くべき内容を文章化して、その日本語を英語に直しつつ英語であれば必要な論理構成に変えていく、という方向に転換。英語の文章は何回か書いているが、結局のこのようなやり方でしかうまくいかない。これってどうなんだろう。
夜中の3時前くらいになってようやく一通りの文章が完成して就寝。起床は9時。やはり6時間寝ないと頭が働かない(すいません)。研究室に行って昨日書いた文章を読みなおしてこまごまと修正していく。12時半にいつものように同じVillaの面子がランチに行くがまだ完成しないので先に行ってもらうが13時前に送付完了。
昼食後、15時からのセミナー準備をしてMentorのセミナー(International History)へ。今日のテーマは各国のInternational Historyの研究状況について。せっかく日本からの出席者がいるのだからと自分も今日は発表を割り当てられていた。かなりラフながらも、日本の国際関係史研究を東アジア国際関係史の系譜と日本政治外交史の系譜に分けながらスケッチしたペーパーは、結局9ページになってしまった。正直10日のセミナーよりもかなり熱心に書けたし、書いていて楽しかった。実際、出席者も割と興味深く読んでくれたようだ。イタリアのケースについて本当は院生が発表する予定だったのだが、テキストの指定を間違ってしてしまい、急きょ教員のRomeroが自分が昔書いた論稿をサマライズしたのだが、イタリアの状況は日本の状況と似ていて面白いとコメント(ということはIさんに聞いて知っていたのだがRomeroが言うと実感がわく)。相変わらず英語は時々我ながら意味不明になるのだが、ペーパーを書いたお陰か、原稿を見ないまま5分くらい発表する。一応なんとか上達はしているのだと自分をほめておきたい。
セミナーの論点は、最初は国際関係史研究と各国のNational Identityとの関係について、後半はCultural Turnの国際関係史研究の影響についてだった。前者はともかく、後者はよくわからず。ただ、前者を議論している際ちょっと介入できてしかもそれを踏まえたうえで議論が続いたので、ようやく最初の関門を突破した気になる。重要なのはこれを続けることだ。
セミナー終了後は図書館に戻り、昼食前に送ったセミナー用原稿を読み直す。すごくプリミティブな文法間違いを大量に発見、で現在に至る。
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