昨日は部屋決めのため朝から夕方までEUIのハウジング・サービスで電話、アポ取り、下見へ直行、大学帰還改めてアポ取り、再度下見へ、というのを三度繰り返す。三回、というのは少なく感じるかも知れないが、どの場所へもバス+徒歩でしかアクセスできず。たぶん全部合わせると4時間くらいは歩き回っただろうか。ただ一つ言えるのは、アポ取りはハウジングサービスの人が代行してくれるので大変楽かつスムーズに事が進む。こんなの、普通では考えらず、ここの組織の力の凄さを改めに身にしみると同時に、本当にありがたく思う。
最初の部屋は、Le Cureという地区(の奥まったところ)でこれまで行ったことがなかったが、行ってみると、なんというのか、実に侘しい地区で、出てきた大家さんはフランス語が堪能なのはいいのだけど、どうも合わないというか、最初に某仏国に留学した時にホームステイした時にすごく大変な思いをしたマダムを彷彿とさせる人で、どうも乗り気になれない(条件としては、電話+ネット込み25平米で500(光熱水道費除くでそんなに悪くない)。それと、Badiaには徒歩となるのだが、ものすごい坂でこれを毎日通うのはちょっとへこたれそう。二回目は、反対に、ベッキオ橋の向こうの坂をこれまた10分以上上ったところ。部屋自体は悪くない。しかし、この坂を毎日上り下りするのかと思うと、これまたちょっと体力に自信が持てない。三回目は、あまりに効率の悪さと二度も戻ってきてはイマイチという文句を垂れるジャポネーゼ(って自分では言ったつもりがないのにどうしてちゃんと認識されていたのだろうか)に呆れたのか、面倒を見ててくれたおねいさんがデータベースを一軒一軒あたっては条件に合いそうな物件をリストにして、それに自分が順番を付けて、一番目からまとめてアポ取りするやり方に帰る。10個物件をリスト化して全部電話してくれたが、留守だったりすでに借りられたりしていて、アポが取れたのは2件だけ。この時点ですでに16時で雨も強く降り始める。くじけず最初のアパートに行くが、それらしき名前のベルを押しても返事がない。3回くらい押して初めて返事らしきものがあったので、へたくそなイタリア語で自己紹介をしたがブツリと切られる。おいおいと思いつつも、少し間を開けて何度もベルを鳴らすが返答なし。諦めて次の最後の物件へ。バスに乗って移動してみると、外観は一軒家に近い感じでベルを鳴らすとガチャっと扉があく。開けてみると赤絨毯がひいてある重みのある内装で、木の階段の上の二階(こちらの一階)からすごいお婆ちゃんが手招きしている。話してみると、どうもイタリア語しか話せないみたいだ。フランス語は聞けば理解できなくはないが話せない様子。しかしとにかく部屋を見せてもらうと、これがびっくりするくらい広い。決して新しくはなくまたしばらく(たぶん一年以上)人が住んでいなかった感じだが、十分すぎるくらいの広さ。書斎、寝室、台所(食卓)がそれぞれ独立していて、そのどれもが広いのである。45平米と聞いていたが、どうみても50以上はある。狭いのはトイレ兼シャワーくらい。でも独り身なのでまあいいだろう。で、このおばあさんがとっても感じがよい。80歳はゆうにこしてる雰囲気だが、大変話しやすい(と言っても彼女のしゃべるイタリア語はほとんど分からないし、途中から地上階に住んでいるというアジア系の女性が入ってきて(お手伝いさん?)、英語ができる彼女を介して会話する感じに。まあこっちもほとんどイタリア語ができないので私とイタリア語で会話するというのは諦めたみたいだ)。明日返事をするということでお別れをする。家をでると雨はやんでいる。大体6時を少し回ったくらい。
夜はホテルで初めてのスカイプに挑戦。家に残してきたLogitecのカール・ツァイス製Webカメラは至極性能がよく、同じ画素数の某エ○レコムのウェブカムよりはるかに映りがよい。初めて日本製よりいいヨーロッパ製品にめぐり合う。
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